2023-01-13

私はまったく占いを信じていない。捻くれているだけかもしれないが、ただのバーナム効果だろ、と思ってしまう。だがそれはそれとして占い師のコミュニケーション能力は凄いなあと単純に尊敬している。 と言いつつ占いに行ったことはないので、試しに行ってみ…

2023-12-04

好きだなとおもうひとたちに望んでいるのは、まいにちとくに理由もなくご機嫌でいてほしいということだけ。そこに自分がいなくてもいい。 ずっとひとが大きらいだった。私がつくるものはくだらなくてもキモくて恥ずかしい、片親だから教育がなっていない、頭…

2023-11-29

みんながわかることがどうしてわからないのがわからない。感情の起伏が下の方にきたとき、普段のじぶんが嘘と見栄で塗り固められていることを痛いくらい感じて苦しくなる。部屋から一歩も出られなくて、服も着替えられなくて、お風呂にも入れなくて、まいに…

2023-11-22

結局恋をしていたいだけなのかもしれない。自分ひとりじゃ生きていく理由がなくて、なにもできなくて、でも誰かを好きでいたら生きられるし何者かになれる気がしている。自分のいやな部分に目を瞑っていられる。愛のことばかり考えているきもちわるい私を正…

2023-11-17

あなたが私をひとつも見てくれないとしても、この哀れな恋のかがやきがいつもここにあることがうれしい。あなたの横顔を見ると胸がきゅっとなること、2本目の煙草に火をつける瞬間、私はいつも苦しいほどの恋の光を感じる。どれだけ年老いてもきっと忘れるこ…

2023-11-13

私はあまり、匂いでひとを思い出すことがない。昔の恋人たちが香水をつけるタイプではなかったのもあるし、私はただでさえよく彼らのことを思い出すから、いちいちトリガーを引かれることがない。けれどひまわりのシャンプーの匂いだけはいまだに嗅げない。…

2023-11-11

コンビニでカップラーメンにお湯を入れているあなたを見るだけで、心臓がぐわっとあつくなるのはなぜなのでしょうか。あなたといるとき私はいつもだいじょうぶじゃなくて、でもあなたといないとき、そのにやにやと子どもみたいに笑う顔とか目がきゅっと細く…

2023-11-08

あなたは美しいものを見たとき誰を思うの?コンクリートの隙間で咲く花、バイクで走りながら見た手を繋ぐカップル、ちらちら輝いてる星、たまらなく美味しくてあたたかいごはん、好きな時間、好きなひと、好きな場所、それらを見たとき誰に共有したいって思…

2023-10-13

ひとと生きることはいつも難しくて、私には到底できそうにない。広島に来て、私らしく生きられそうだと思ったこと、ほんとうに遠い昔のように思える。自分らしさと普通らしさに同時に固執しているから、なにをやっても悪い方向にしか進まない。希死念慮から…

2023-10-09

私はいつもすぐひとを嫌いになる。思うようなひとでないと嫌気が差して離れる。けれど離れた途端になによりも愛おしくなって、その愛をだいじに抱いて、また先へ歩んでいく。記憶のなかにしかいないひとが好きなのは、彼らが私にさわれないから。もうなにも…

2023-10-05

ひとを好きになるということがよく理解できていない。自分のこと、なんにも変えたくないと思う。なんの努力もしないくせに好きでいてほしいなんて傲慢だと言われても、私はひとつも分からない。ただやわらかい風が頬を撫でる瞬間、季節の花が咲いているのを…

2023-10-01

実家に帰って得たものは、ほんとうにこの土地が嫌いだなあという再確認だけだった。 帰省して結膜炎になった。湿疹ができた。鬱がひどくなった。ご飯を食べられなくなった。あの土地にいると私は私でいられず、ただ女子供の役割をこなすための歯車としてしか…

2023-08-02

久しぶりに彼の家に行った。開口一番に”昼に来ると思ってお酒買ってきたのに”と言われて、ああ私はこのひとのこういうところに心底腹が立っていたなあと思い出した。私と喧嘩になったら勝てない、と分かっているから、先に自分の可哀想さを主張しようとする…

2023-08-01

八月になった。とてつもなく暑い。真面目な友達に影響されて買った日焼け止めはまだ一度も使っていないし、多分これからも使わないだろうと思う。毎日皮膚を焼かれながら通学している。実家に帰るまであと2週間くらいだと考えると、広島に越してきたときのあ…

2023-07-29

学校に行けず仕事もできず、狭苦しい実家で絵を描き私の帰りを待つだけだったあの子のことを考える。私がお土産にと持ってきた果物をお酒と消費期限の切れたチーズしかない冷蔵庫に詰め込んでいた。冷蔵庫横のラックには彼女とその母の抗うつ剤があった。そ…

2023-06-24

わたしは自分が愛されたいが為に、というよりわたしが理想としている愛し方をわたしに適応してほしいが為に、恋人のいる場所で友人と電話しながら理想の恋愛観を語ったりする。本人にこうしてくれというほどの余裕や期待はないくせに、うっすら気づいて私を…

2023-06-16

ひとに期待することをやめたい。何年もずっとそう思っている。ひとに勝手に期待するから、勝手に裏切られたようなきもちになって、苦しくなる。けれどわたしは他人に期待することをやめられなくて、深く密接なうつくしい関係を築きたいといつも思ってしまっ…

2023-06-02

人生は苦しい。自分の覚えの悪さや気の利かなさ、だらしなさや情けなさを見続けないといけない。どんなに劣っているのかをまいにち痛感させられる。昨日もなにも作れなかった。絵も文もすべてがゴミみたいだった。まあゴミ箱からはゴミしか出てこないんだろ…

2023-05-26

永遠はあるのか あなたは何処へ行ったのか 永遠があると信じきっているひとびとはたまらなくかわいい。いつか手酷い現実の前にうちひしがれるのだろうと考えると、そのみっともなさすらもかわいい。 何処へいってしまったのか分からないひとがたくさんいる。…